業務内容

手術室業務

手術室業務においてはNavigationシステムや手術顕微鏡、麻酔器、MEPなどのME機器点検や術中操作等を行っています。

脳血管内手術は去年の症例件数162件全てに臨床工学技士が携わり、手術が安全・円滑に進むよう、ディバイスを供給し脳血管内手術をサポートしています。また、半年に一回スキルアップを目的に連携病院と合同でスタッフセミナーを臨床工学技士が中心となり開催しています。

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業務風景
手術室業務風景1
業務風景
手術室業務風景2

心臓カテーテル業務

2013年4月より、当院でも本格的な循環器内科診療が開始され、それに伴い心臓カテーテル検査・治療が開始されました。心臓カテーテル業務では医師を中心としたチーム医療の一員として、主に狭心症や心筋梗塞に対する検査・治療に携わっています。

心臓カテーテル業務では、2名のCEが清潔介助業務と外回り業務を行い、医師の手技が安全で効率良く行われるように、検査・治療中に用いられる様々なME機器のセッティング、手技中の患者様のバイタル変化の監視、手技内容の記録、生命維持管理装置の操作等を行っています。

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機器写真
ポリグラフ
機器写真
造影剤自動注入機(ACIST)
機器写真
血管内超音波検査装置(IVUS)
機器写真
経皮的心肺補助装置(PCPS)

心臓ペースメーカー外来業務

ペースメーカー外来の様子
 当院では、毎週月曜日、金曜日の循環器内科外来に心臓ペースメーカー(PM)外来を設けており、PMが埋め込まれている患者様に対して臨床工学技士がPMのモード、電池電圧、リード状態、設定等の確認を安全、迅速に行っています。

高気圧酸素治療業務

装置写真
高気圧酸素治療装置
高気圧酸素治療(HBO)とは患者様に密閉されたカプセル内に入って頂き、カプセル内を高濃度の酸素で高圧化し、血液の溶存酸素量を上げ、酸素の足りない、または行き届かない体の部分に酸素を供給する治療法です。

当院では第一種装置(個人用)を用いて、脳梗塞、網膜動脈閉鎖症、腸閉塞、突発性難聴等の疾患に対し治療を行っています。
1回あたりの治療時間が85分と長い為、治療中患者様を退屈しないよう、テレビも見えるよう工夫しています。

2022年7月4日より、2台体制で稼働しております。

ME機器管理業務

臨床工学技士は各メーカーのマシンメンテナンス講習会等に積極的に参加し、知識や技術を身に付け、シリンジポンプ、輸液ポンプ、人工呼吸器等各種のME機器を常に最良の状態で使用出来るように終了時点検・修理時点検・また3ヶ月に一度の定期点検、年に一度の年次点検をおこなっています。

OP室ME機器について、脳外科分野では麻酔器、ナビゲーションシステム、手術顕微鏡等の始業前点検を行い、循環器分野でもIABP装置、PCPS装置、除細動器等生命維持に直結する機器の日常・定期点検を行うことで、使用中のトラブル回避に努めています。