MRI検査をうける方へ

MRI ( Magnetic Resonance Imaging : 磁気共鳴画像 ) 検査は、強力な磁力を持った機械の中に入り、頭や体の断面画像や血管の画像を撮る検査です。

金属(磁石に付くもの)を持ち込むと画像が乱れて検査に支障が出るだけでなく、MRI装置の磁力で引っ張られて物が飛んだり、MRI装置本体に物が吸着してしまうため大変危険です。

ご不明な点がありましたら、スタッフまで気軽にお尋ねください。

検査を受けられない、又は注意を要する場合

 次のような方は検査を受けられない、又は注意を要する場合があります。必ず申し出てください。

  1. 心臓ペースメーカーを埋め込んでいる方。
  2. 深部脳刺激装置を埋め込んでいる方。
  3. 人工内耳・人工中耳の方。
  4. 手術やケガ等で体内に金属が入っている。又は、その疑いがある方。
  5. 妊娠初期又は、妊娠が疑わしい方。

  • 上記1.2.3.は、医師の特別な指示がない限りMRI検査の絶対禁忌です。
  • 4.に関しては手術部位や金属の種類により全く問題が無い場合もあり、それぞれ対応が異なりますので必ずスタッフに申し出て下さい。
  • 近年当院にて、動脈瘤コイル塞栓術や動脈瘤クリッピング術、ステント留置術などを行われた方に関しましては特別な場合を除きMRI検査は問題ありません。
  • 5.に関して妊娠初期(14週未満)については胎児への安全性が確立されておりません。患者様の病状や検査の必要性に関して十分な検討と説明がなされ、患者様の承諾を得たうえで、医師の指示のもと検査を行う必要があります。

条件付きMRI対応ペースメーカーのMRI検査が可能です

これまで、ペースメーカーを植込まれている患者様はMRI検査を受けることができませんでしたが、平成24年10月以降に「条件付きMRI対応ペースメーカー」を植込まれた患者様のMRI検査が可能になりました。
ただし、平成24年9月までに植込まれたペースメーカーは、MRI検査に対応できません。
検査を実施する前に、循環器内科での診察が必要になります。
詳しくは、当院の外来までお問い合わせ下さい。

MRI撮影室に持ち込めないもの

磁気の力を利用して行うMRI検査では、次のもの(又は類似するもの)は持ち込みできません。

かつら・ヘアピン ピアス・イヤリング・ネックレス カラーコンタクトレンズ・ベルト

アクセサリー関係は、全て外して頂きます。
カラーコンタクトレンズやサークルレンズは、色素に金属を利用しているものがありますので検査来院時には外してお越しください。

携帯電話・スマートフォン 腕時計・万歩計

精密機器・機械類は、故障したりデータが消失する事もあります。

湿布(エレキバン)・ホッカイロ コルセット・義肢・装具

 貼り薬は、発熱することがあります。
コルセット等は、金属ワイヤーが使われている場合が多いので外して頂きます。

財布・小銭・紙幣 カード類・鍵(キーホルダー)

検査前準備に使用するロッカールームは、患者様検査時は施錠しますので、貴重品なども預けて頂きます。

眼鏡・補聴器 義歯(入れ歯)・インプラント 体温計・血圧計

インプラントに関しては、事前に施術した歯科医院などでMRI対応の可否を患者様ご本人でお調べの上で来院して頂きますようお願いします。