北海道初!パルスフィールドアブレーション導入しました!!

 こちらはパルスフィールドアブレーションの特設ページとなっております。

カテーテルアブレーションの新たなる幕開け ~より安全に、そしてより短時間で心房細動治療を~

画像スライド集

新たなるアブレーションの幕開け
新たなるアブレーションの幕開け
パルスフィールドアブレーションの治療メカニズム
パルスフィールドアブレーションの治療メカニズム
パルスフィールドアブレーションの特徴1
パルスフィールドアブレーションの特徴1
パルスフィールドアブレーションの特徴2
パルスフィールドアブレーションの特徴2
高周波・冷凍凝固アブレーションとの比較
高周波・冷凍凝固アブレーションとの比較
パルスフィールドアブレーションテクノロジー
パルスフィールドアブレーションテクノロジー
実際のX線画像
実際のX線画像
 近年、不整脈の非薬物的治療は日進月歩で画期的な進歩をとげています。特に心房細動に対するカテーテルアブレーションは毎年増加し、日本では年間10万例が施行されます。ここまでこの治療が発展したのは多くの臨床試験でこの治療の有効性と安全性が確立されてきたことにあります。従来までのカテーテルアブレーションの進化過程で成功率の向上、再治療率の低下、術時間の短縮、放射線被ばくの短縮などをとげてきました。従来の治療は不整脈原因部位を高周波や冷凍凝固など熱エネルギーで不整脈の原因となる組織・細胞に障害を与える事で治療効果を得ていましたが、その反面近くの組織(横隔神経、食道)などにもその効果が及ぶことがありました。そのため、熱エネルギーによる横隔神経障害や、肺静脈狭窄、食道関連合併症などが僅かながらの頻度があり、それらを起こさない・起こしにくい治療が望まれておりました。
 そこで、治療生成期は落とすことなく、合併リスクを減少させ、治療時間のさらなる短縮を目指した『パルスフィールドアブレーション』が研究・開発され、ヨーロッパではすでに7万例以上施行され、日本でも2024年より使用可能となりました。当院では2024年11月18日に北海道初となるパルスフィールドアブレーションを導入・施行いたしました。パルスフィールドアブレーションとは心臓の中に留置したカテーテルにて、周辺組織に極短時間のパルス電圧をかけることで、治療標的をした組織に熱を与えることのなく細胞に微小な穴をあけることで不整脈標的組織の活動を除去する治療です。心臓の筋肉は食道や血管の平滑筋や神経などに比べてより低電圧で細胞に障害を与えることができますので、適正な電圧を適正な頻度・時間をかけることで神経や食道など近接組織・血管の狭窄を及ぼすことなく心房筋に焼灼を与えられる仕組みです。治療成績は従来の温度治療(高周波・冷凍凝固)と同等であり、また治療時間も短時間(1本の肺静脈に1通電2-3秒*8回の治療、4本の各肺静脈に施行し計32回)で治療が可能です。これまで熱エネルギーの心房細動治療、肺静脈隔離で60-90分であったものがさらなる短縮が期待されます。現在は新しい治療機器であり、発作性心房細動に限られますが、知見・エヴィデンスの蓄積で治療適応範囲や治療法の改善が期待されるところです。期待の治療の反面、現時点では肺静脈隔離治療のみであり、複雑な治療を要する治療症例では不整脈のマッピングなど従来法の知識・経験が必要なのは当然のごとくです。
 発作性心房細動・カテーテルアブレーションに限らず当院ではすべての不整脈治療(薬物治療・ペースメーカー治療など)に対応しておりますので、不整脈でお悩みの患者さま、医療関係者の方は一度ご考慮頂きご連絡をお願いいたします。 

外来医師担当表

 宮本医師の外来担当日は以下の通りです。
 ・不整脈専門外来 … 毎週火曜日・木曜日 AM
 ・通常外来    … 毎週火曜日 PM

外来予約方法

ご予約は患者サポートセンターまでご連絡ください。
 TEL 011-863-5157

お問合せ全般は代表電話までご連絡ください。 
 TEL 011-863-5151

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